※当記事のリンクは、アフィリエイト広告を利用しています。
秘書検定2級のネット試験を受験してきました。
一般常識の延長のように見える内容ですが、実際に勉強してみると独特のクセがあり、そう簡単に合格できる試験ではないと感じました。
無事、1回で合格できてよかったです。

特に、社会人経験がある人ほど「常識的にこうだろう」と判断してしまい、思わぬところで引っかかる場面が多くあります。私自身も慣れるまでは、その違和感に戸惑うことが多かったです。
実際に受験して見えてきた、秘書検定2級ネット試験の勉強法や得点につながるコツについて、体験をもとにまとめました。
合格基準と点数配分について
秘書検定2級は、理論と実技の大きく2つの分野に分かれています。合格するためには、それぞれで60%以上の得点が必要です。
理論は次の3分野で構成されています(記述問題はありません)
- 必要とされる資質
- 職務知識
- 一般知識
一方、実技は次の2分野です(一部記述問題あり)
- マナー・接遇
- 技能
このように分野が計5つに分かれています。
たとえ理論が100%でも実技が50%なら不合格になってしまいます。
★秘書検定2級ネット試験の問題数★
- 理論:全13問(すべて択一式)
- 実技:全20問(択一式18問+記述式2問)
- 試験時間(100分)
点数配分は公表されていませんが、結果から予測してみます。
まずは理論です。
13問中8問以上正解で合格と考えて間違いなさそうです。
今回私は、正解率84.6%で、11/13問が正解のときに数値も合致しているのが根拠です。
このことから、理論は最大で5問程度までなら間違えられる計算になります。
答えがはっきりしている一般知識問題が3問あるので、そこを確実にとれるかどうかもポイント。
次に実技です。
共通試験とネット試験では、筆記問題の構成に違いがあるようです。
ネット試験の場合は大問が2つあり、それぞれに4か所ずつ解答欄があり、記述式は合計8問でした。
これに記号選択の18問を合わせると、全体は「択一18問+記述8問」という構成です。
仮に配点を均等にすると、択一式を1問5点、記述式を1問1.25点とした場合、
- 5点×18問=90点
- 1.25点×8問=10点
という計算になります。
ただ、今回は私の正解率が65.9%だったにもかかわらず、この配点では数値がぴったり一致しませんでした。
そのため、実際は記述式の部分点などで配点に差がある可能性があります。
とはいえ目安としては、実技の記号問題で12/18問以上取れていれば、合格ラインに届くと考えてよさそうです。
結論として、理論・実技ともに「5問前後は間違えられる」という前提で対策を立てるのが現実的だと思います。
勉強時間と体験記
勉強期間は約2週間で、1日1時間ほどだったと思います。資格試験の中では、これまでで最も短い勉強時間でした。
というのも、社会人経験が10年近くあるため、基本的な常識はある程度身についています。
冠婚葬祭のマナーや職場での一般知識は、社会に出て自然と覚えることも多く、ここは大きなアドバンテージになります。
特に学生さんが受験する場合は、1日2時間×30日として計60時間近くは勉強しないと厳しい気もします。
使用した教材は次の2冊です。

- 使用テキスト:出る順問題集 秘書検定2級に面白いほど受かる本
- 使用問題集:秘書検定2級実問題集
最初の2日でテキストを一通りざっと読みました。
理論編は、一般知識の中で知らなかった用語だけを覚える程度にとどめ、それ以外は過去問中心で対策しました。
実技編は、特に苦手だった郵便の種類と時候の挨拶を重点的に暗記しました。
立春=2月、立秋=8月のような部分は、しっかり覚えておく必要があります。
★参考★
- 春 初春(1月) 立春(2月) 早春(3月) 春暖(4月)
- 夏 向暑(6月) 盛夏(7月) 残暑(8月)
- 秋 立秋(8月) 初秋(9月) 秋冷(10月) 晩秋(11月)
- 冬 余寒(2月)
その後はとにかく過去問を繰り返し解きました。今回は全6回分の過去問を6周ほどやったと思います。ここまで繰り返すと、出題の傾向が自然と見えてきます。
試験当日は朝から体調が悪く、会場でも割ときつい状態でした。頭も回らず、正直終わったと思いました。
試験時間は100分ありますが、30分ほどで解き終えて途中退出しました。計算や時間がかかる問題もないので、正直100分はかなり余裕があるかなというのが感想です。
1問1問ゆっくり解けると思います。
頭痛もあったので見直しはほとんどできませんでしたが、実技はかなりギリギリの結果で危なかったです。
落ちる人が多いと言われる理論については、過去問をしっかりやっていればスムーズに解ける問題が多かったです。
一方で実技は、初めて見るパターンや選択肢が多く、難易度は割と高い印象でした。
特に弔事の上書きで宗教ごとの違いを問う問題が出たときは「そこを聞くのか」と思わず焦りました。
選択問題の勉強法
この内容は秘書検定に限らず、番号や記号を選ぶ形式の試験に共通して使える勉強法です。
秘書検定では、出題の約8割が「不適当なものを選びなさい」という形式です。
差がつくポイントは、正解の選択肢だけを覚えてしまい、不正解の選択肢を深く確認しないことにあります。
- 「次の5つのうち、適当なものを選びなさい」
→ 不正解の選択肢はなぜ不適当なのかを確認する - 「次の5つのうち、不適当なものを選びなさい」
→ 4つの選択肢は、答えとしてはハズレでも「適当」な訳なので、しっかりと正しい知識として覚える
つまり、1問につき1つの選択肢しか復習しない人と、5つすべての選択肢を復習する人とでは大きな差がつくのです。
実際、今回の試験でも、過去問では「不適当なものを選びなさい」という問題でハズレ扱いだった選択肢が、別の問題では「適当なものを選びなさい」という形式で、今度は正解の選択肢として登場していました。
つまり、内容が変わったわけではなく、問題の聞き方が変わっただけで、同じ選択肢が正解にも不正解にもなり得るということです。
秘書検定は5択形式です。
5つすべての選択肢について1つ1つ確認して復習することが、本番での得点力につながります。
これは学生の試験にも共通する考え方で、私自身、記号選択問題が苦手だった原因は、ここが徹底できていなかったことにあったと感じています。
秘書検定で覚えておきたい3か条
これは、特に社会人経験が長い人ほど陥りやすい罠です。
実際に勉強していて強く感じたのは、「社会人として好まれる人物像」と「求められる秘書像」は必ずしも同じではないということ。
よかれと思ってやりがちな行動でも、秘書検定では不適当とされるケースが多くあります。
覚えておきたいのは次の3か条です。
- 余計なことをするな
- 余計な提案をするな
- なんでもかんでも報連相するな
社会人としては、基本的に何でも報連相しておく方が無難です。しかし、秘書という立場になると「それくらい自分で判断すべき」「その報告は不要」とされる選択肢が多くあります。
また、秘書業務以外での「〇〇をしておきました」という行動も基本的にはNGです。
聞かれていないのに「〇〇はいかがでしょうか?」と提案するのは不適当なのは想像しやすいと思いますが、一見気が利いているように見える「〇〇しておきましょうか?」という選択肢も、ほとんどの場合は不適当扱いになります。
社会人としては、状況に応じて柔軟に動き、人間関係を築くことが重要です。しかし秘書検定では、あくまで「秘書としての役割の範囲を守ること」が重視されます。
つまり、秘書としての職務以外に首を突っ込まないこと。これが、ひっかけ問題を見抜く大きなポイントです。
なお「これが答えなの?」と感じた問題を過去問から抜粋し、解説予定です。気になる方はそちらも参考にしてみてください。
私たちが勉強しているのは「社会人検定」ではなく、あくまで「秘書検定」です。
共通する部分も多いですが、問題の答えは常に「秘書としてどう行動すべきか」という基準で判断する必要があります。
なお、実際の職場で秘書検定の通りに振る舞うと「マニュアル的で融通が利かない」と受け取られる場面もあるかもしれません。
その点も含めて、あくまで試験上の考え方として理解しておくことが大切です。
まとめ
秘書検定2級は、一般常識の延長のように見えて、実際には「秘書としての立場で判断できるか」が問われる試験です。
特に選択問題では、正解だけを覚える勉強法では得点につながりません。
5つすべての選択肢について「なぜ適当なのか」「なぜ不適当なのか」を理解することが合格への近道になります。
また、社会人経験が長いほど、自分の常識で判断してしまい、ひっかけ問題に惑わされやすいのもこの試験の特徴です。
あくまで「秘書としてどう行動すべきか」という視点で考えることが重要です。
秘書検定は暗記量が多い試験ではありません。出題の傾向をつかみ、選択肢の読み方を意識することで、短期間でも十分に合格を狙える資格だと感じました。

コメント