これだけは覚えておきたい有名絵画と画家です。
1人の画家に対して最低1作品選んで、ご紹介します。
計30人の画家をまとめました。
クイズ番組等でよく見聞きしたり、公務員試験対策本に載っている作品などを元に参考にしています。
ちなみに東大王でも、ほとんどが出題済です。
画家、出身国、代表作の3点セットで覚えることをおすすめします。
このまとめを見れば、東大王以外のクイズ番組の絵画問題はほぼOKです。
女性が描かれている絵画紹介はこちら。

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(イタリアの画家の作品)
最後の晩餐
作者:レオナルド・ダヴィンチ
所蔵:サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(イタリア・ミラノ)
モナリザと並ぶ代表絵画です。この絵には、いろいろな隠された意味があるなどの説もあります。
ヴィーナスの誕生、プリマヴェーラ
作者:サンドロ・ボッティチェリ
所蔵:ウフィツィ美術館(イタリア・フィレンツェ)
どちらの作品も同じ美術館の所蔵です。
ヴィーナスが乗っている貝は、ホタテ貝と言われています。貝の絵で覚えておきましょう。
また、プリマヴェーラは別名「春」とも言われています。
(ヴィーナスの誕生)
(プリマヴェーラ)
アテネの学堂
作者:ラファエロ・サンティ
所蔵:バチカン市国
有名ファミレス・サイゼリヤでも、レプリカが良く見受けられる絵画。プラトンやアリストテレス等の有名哲学者たちが描かれているとされている。
最後の審判
作者:ミケランジェロ・ブオナローティ
所蔵:システィーナ礼拝堂(バチカン市国)
ミケランジェロ、最後の審判、システィーナ礼拝堂はセットで必ず覚えておきたいです。
ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像
作者:ジュゼッペ・アルチンボルド
所蔵:スコークロステル城(スウェーデン)
野菜や果物を使った独特の絵画が特徴。
春・夏・秋・冬というそれぞれの4作品もある。代表作はとても長いが、だからこそクイズ番組では狙い目。
(フランスの画家の作品)
フォリー・ベルジェールのバー、笛を吹く少年
作者:エドゥアール・マネ(フランス)
所蔵:コートールド・ギャラリー(イギリス・ロンドン)
マネの作品は超有名というレベルではありませんが、覚えておくと「おっ、こいつ知ってるな!」思われやすいです。
後述のクロード・モネと勘違いしやすいので気を付けましょう。
(フォリー・ベルジェールのバー)
(笛を吹く少年)
落穂拾い、晩鐘
作者:ジャン=フランソワ・ミレー(フランス)
所蔵:オルセー美術館(フランス・パリ)
この2つはセットで覚えておいた方がいいです。
より有名なのは落穂拾いになります。
見た目も似てるので、気を付けてください。
なんか拾ってるのが落穂拾い
なんか祈ってるのが晩鐘
と覚えればOK。
(落穂拾い)
(晩鐘)
睡蓮
作者:クロード・モネ
所蔵:カーネギー美術館(フランス・パリ)
睡蓮シリーズの睡蓮の池と日本の橋を元にした、バンクシーのSHOW ME THE MONETが2020年に話題となりました。
モネは風景画が基本的に多いです。
(睡蓮)

(睡蓮の池と日本の橋)
(SHOW ME THE MONET(バンクシー))

グランド・ジャット島の日曜日の午後
作者:ジョルジュ・スーラ
所蔵:シカゴ美術館(アメリカ)
ジョルジュ・スーラはこれだけ覚えておけば問題ないです。
点描法という独自の描き方を用いているのが特徴。
民衆を導く自由の女神
作者:ウジェーヌ・ドラクロワ
所蔵:ルーヴル美術館(パリ)
ドラクロワもこれだけ覚えておけば問題ないです。
フランス7月革命がモチーフとなっています。
タヒチの女
作者:ポール・ゴーギャン
所蔵:オルセー美術館(フランス・パリ)
ゴーギャンの有名な絵画は何作品かありますが、その中でも覚えやすく有名な作品を選びました。
ピアノに寄る少女たち
作者:ピエール=オーギュスト・ルノワール
所蔵:オルセー美術館(フランス・パリ)
中学校の美術の表紙でもなったことがあるこの作品を選びました。
似たような作品でピアノを弾く少女たちという作品がありますが、クイズ好きは覚えてた方がいいかもしれないです。
夢
作者:アンリ・ルソー
所蔵:ニューヨーク近代美術館
ルソー最後の作品であり、最後の作品が代表作の1つになるのは珍しい。
社会契約論のルソーとは別人なので注意。
私と村
作者:マルク・シャガール
所蔵:ニューヨーク近代美術館
シャガールは独特な絵画が多い印象です。
ぶらんこ
作者:ジャン・オノレ・フラゴナール(フランス)
所蔵:ウォレス・コレクション(イギリス・ロンドン)
フラゴナールは、迷いなくぶらんこを選びました。
果物籠のある静物
作者:ポール・セザンヌ
所蔵:オルセー美術館(フランス・パリ)
セザンヌは、果物系の似たような作品も多く描いています。
その中でも一番覚えておきたいのがこの作品です。
ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠
作者:ジャック=ルイ・ダヴィッド(フランス)
所蔵:ルーブル美術館(フランス・パリ)
作者はそれほど有名ではないですが、絵画がクイズ界では有名です。
タイトルが長いので、クイズ番組で時々出題されます。

(イギリスの画家の作品)
オフィーリア
作者:ジョン・エヴァレット・ミレー
所蔵:テート・ブリテン(ロンドン)
エヴァレット・ミレーは、これだけ覚えておけば問題ないです。
シェイクスピアのハムレットの登場人物がモチーフとなっており、デンマークの川に溺れてしまう寸前に、歌を口ずさむ姿が描いています。
注意点:ジャン=フランソワ・ミレーと紛らわしいので注意。
オフィーリアを描いたミレーと落穂拾いのミレーは別人です。
オフィーリアはイギリスのミレー、基本的にそれ以外はフランスのミレーと覚えておきましょう。
(スペインの画家の作品)
このスペインの5名は結構、他の国出身と勘違いしやすい印象がありますので気を付けた方がいいかと思います。
ダリ、ピカソ、ゴヤ、ベラスケス、エルグレコ。
記憶の固執
作者:サルバドール・ダリ
所蔵:ニューヨーク近代美術館
ダリといえば、まずこの作品を覚えておけば間違いないです。
クイズにもよく出ます。ふにゃふにゃな時計が印象的。
意外にも、東大王のファイナルで未だ出題されていないです。
ゲルニカ
作者:パブロ・ピカソ
所蔵:マドリード レイナ・ソフィア美術センター
一度は観たことはあるだろう、ゲルニカです。スペイン内戦がモチーフになっています。
着衣のマハ
作者:フランシスコ・デ・ゴヤ
所蔵:プラド美術館(スペイン・マドリード)
ゴヤは、見た目が怖い作品が全体的に多い印象があります。
その中でも正統派な絵画の着衣のマハを選びました。
服を着ていないverの裸のマハという作品が、直前に描かれています。
裸ということもあり、着衣のマハの方だけ覚えておけばOKです。
ラス・メニーナス
作者:ディエゴ・ベラスケス(スペイン)
所蔵:プラド美術館(スペイン・マドリード)
ブレダの開城と迷ったのですが、クイズ番組とかで観る率も考えて、ラス・メニーナスを先に覚えた方がいいかなと思いまして選びました。
聖衣剥奪
作者:エル・グレコ(※ギリシャ)
所蔵:トレド大聖堂(スペイン)
ギリシャ出身ではあるのですが、スペイン関係で紹介されることが特にクイズの世界では多いので、スペインに大いに関係する画家として覚えていいかと思います。
一応出身はギリシャだよーということは忘れずに。
スペイン三大画家が、ピカソ、ベラスケス、エル・グレコなので尚更です。
他に代表作としてオルガス伯の埋葬という作品もあります。
スペインの世界遺産の1つの象徴であるトレド大聖堂に展示されているというのが大きいです。
エル・グレコは、縦長の作品が多いなと感じます。

(オランダの画家の作品)
オランダの5名も大事です。
ゴッホ、レンブラント、フェルメール、ボス、ブリューゲル。
星月夜
作者:フィンセント・ファン・ゴッホ(オランダ)
所蔵:ニューヨーク近代美術館
ひまわりは有名すぎるので抜きました。
ひまわりとセットで覚えておけばとりあえずは間違いないかと思います。
夜警
作者:レンブラント・ファン・レイン(オランダ)
所蔵:アムステルダム国立美術館
レンブラントは夜警だけ覚えておいてください。
他の作品はあまり覚える必要はないかなと思います。
真珠の耳飾りの少女
作者:ヨハネス・フェルメール
所蔵:マウリッツハイス美術館(オランダ)
この作品は病院でもレプリカを見たことがありますし、クイズ番組でもたくさん見受けられますね。
別名、青いターバンの少女とも言われます。
フェルメールの全作品は30数点しかないという雑学は有名なので覚えておきましょう。
ちなみに私はとりあえずフェルメールの作品名は全て覚えてます。元東大王の水上さんが、全部覚えてるとおっしゃっていたので。
その中でもまずは、真珠の耳飾りの少女です。
ちなみに真珠の首飾りの少女という作品もあります。
快楽の園
ヒエロニムス・ボス(オランダ)
プラド美術館(スペイン・マドリード)
ボスの作品は、快楽の園だけ覚えておけば問題ないかと思います。
バベルの塔
作者:ピーテル・ブリューゲル
所蔵:美術史美術館(オーストリア・ウィーン)
ブリューゲルは、比較的有名な絵画はいくつかありますが、やはり代表作はバベルの塔になるのかなと思います。
(ノルウェー、ドイツの画家の作品)
叫び・不安・絶望
作者:エドヴァルド・ムンク(ノルウェー)
所蔵
叫び:オスロ美術館(ノルウェー)
不安:ムンク美術館(ノルウェー)
絶望:ムンク美術館(上に同じ)
叫びが有名すぎると思いますが、3つまとめてご紹介します。実は似たような作品が3つあったんですよね。
(叫び)

(不安)
(絶望)

ちなみに、ノルウェーの画家といえば基本ムンクしかないので、ノルウェーと来たら、すぐムンクが結びつくように準備しておきましょう。
聖母被昇天
作者:ピーテル・パウル・ルーベンス(ドイツ)
所蔵:アントワープ聖母大聖堂(ベルギー)
フランダースの犬にも登場する作品としても有名です。キリスト系の作品を多く書いている印象があります。
他にも候補はありましたが、聖母被昇天を選びました。
キリスト昇架とキリスト降架というこれも比較的有名な作品もあります。

以上になります。これを覚えて、有名絵画マスターになってしまいましょう。
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