デイリー新潮が
「TBS「東大王」に訪れた危機 スター不足、芸能人チーム…そして3つめの理由は?」
という、踏み込んだ記事を出していたので、重度の視聴者である私が、何があっていて、何がずれているのか、はっきり書いていきたいと思います。
検索すればヒットするので気になる人は読んでみてください。
記事のURLを載せていいのかわからないので、気になる方は読んでみるのをお勧めします。
言及していたことを要約して、その考察があっているのか、書いていきたいと思います。
※ちなみに、2023年1月6日に、デイリー新潮がまたしてもこんな記事を出しました。
「スター不在の東大王 番組の生き残りをかけて絶対出演してほしい逸材が一人だけいる」
この記事を読んだ方も多いかと思いますが、私も趣旨としては似たような記事を出してます。(解決策の案は全く違うこと書いてます)
鶴ちゃんの卒業発表が決まったときに書いた記事です。どちらの意見が納得か、読み比べてみてくださいね。

①視聴率について
視聴率の低下は数字として事実ですが、それだけでは終了レベルまで追い込まれているのかの判断はできません。
東大王は様々なSNSにも進出しており、最近ではyoutubeも出しています。(現在は更新していませんが)
TVerによる配信が主流になっており、正直曖昧な材料です。
インスタのフォロワー数も多いです。後から言及しますが、視聴者離れが発生しているのは事実ですが、完全には死んでいない、と言っていいでしょう。
次に挙げていたのが
②スター東大生の不足
これについては、「半分合ってて半分間違っている」といえると思います。
というのも、昨年の光ちゃんの卒業で、元祖四天王のうち、3人が卒業(伊沢さんはまだいますが)となってしまい、一つの番組の分かれ道となりました。
たしかに、水上、鈴木の2枚を失ったのはかなり大きいですし、大きく影響しているのは事実です。
ですが、スター候補はいたのです。それが、伊藤七海くんと紀野紗良さんの2人でした。
この2人は、光ちゃんの卒業が決まってから、一気に実力を上げ、その実力と共に「一定のファン層」を獲得することに成功しました。
しかし、番組側が最大のミスをします。それが、プロジェクト生の大量合格と、2軍制度です。
この2人は入れ替え戦で負けてしまい、挙句の果てに、初期から番組を支えている砂川信哉も負け、しばらく番組に出ることができなくなってしまいます。
そしてこの3人のファンから大批判を受けたのが、崩壊への始まりでした。
そして、ファンから
「推しが出ないならみない!ってかいつ出るのかわからんから困る!」
という声がSNS上でたくさん聞かれるようになりました。
新体制初回では、プロジェクト生の和田空大が1軍スタートとなりましたが「初戦落ち」。
どんな人なのかも知らずに、いきなり出てきて、そして、1回で消えて行ったのです。ファンも困惑なんですよ。
次の1軍復帰が「5か月後」ですからね。
今の東大王チームは、人が多すぎて、誰が誰だか分からんのです。
従って、クイズ好き視聴者は残りますが、東大生が好きで観てた人の需要がどんどん減っていったのです。
この人いいなー!応援したい!って思ってた矢先、たまたま2軍落ちして、次出るのが3か月後・・・とかなったら、誰がそんな番組みるのでしょうか。
野球でいえば、スター選手が引退し、早く次の候補を出したいため、FAやドラフトで大量獲得したけど、スタメンの数が限られていて、本当は全員出したいけど出せなく、チームの一体感もなくなっていき、ファンも違和感を感じ、ぐだぐだになっていくという感じです。
次に挙げていたのは
③対戦する芸能人チーム側に問題がある
最初読んだときは、全然違うな・・・と思ったのですが、確かにあっているのもあります。
「芸能人側は「みんな芸能界にいる」という括りしかなく、選考にも脈絡がないように思える。だから、芸能人側には一体感が乏しい。」
これは違いますね。
昨年までは「結果を出さないと次の出演がない」のが東大王です。伊沢さんや一朗太さんもそんなことを濁しながら言及してます。
富永さんと一朗太さんなんて昨シーズン当たり前のように漢字を正解していましたが、その裏では、番組に出演するための努力が凄かったのですよ。
山下さん、FUHIWARA、富永さん、一朗太さん体制の時の芸能人チームの一体感は大好きでした。
ですが番組側が、知識勢よりも視聴率がとれやすい「ジャニーズ枠、アイドル枠」を重視したことにより、一体感もなくなりました。
極めつけは、今年から芸能人チームが勝ってしまうと、東大生が入れ替えになってしまうため、正直喜びにくい構図になっているんですよ。富永さんとか相当気を使ってますからね。
「SNSには芸能人の人選自体に異を唱える意見も目立つ。」
これがまさしく「ジャニーズ枠、アイドル枠」ですね。これはその通りです。
学生対決の推奨も記事ではしていましたが、まあこれに関しては、まあ定期的にやっていますし。そんな毎回できないです。
④東大生を前面に押し出し、難問を解くスタイルが飽きられた
これが引っ掛かったんですよねー、一番。
①「問題が比較的平易だからテレビを観る側も問題を一緒に解くことが可能だった。参戦する気分が味わえた。
②「東大王」にもひらめきを重視する問題もあるが、基本はやはり知識を重視。難問が多いから、視聴者側が回答を競うのは至難だ。参加者意識が味わいにくい。」
こう書かれていますが「全くの真逆」なんですよ。
今年に入ってから、人気の商品ベスト10だったり、ファイナルの早押しでさえ、知識の壁とは無縁の問題が増え、お遊び問題も多くなり、視聴者から大反感を買いました。
前々回の3時間SPでようやく東大王らしさを戻したような問題が多く、結果、視聴者からも大好評でした。
(視聴率自体はあまりよくなかったようですが)
「東大王だからこそ、他の番組では見れないような超難問ガチクイズでガチのバトルがみたい」
これが視聴者の気持ちなんですよね。
ただ、ただ単に難問を作ればいいものではないのというのが「ガリ勉企画」です。これが不評なんです。
私も全く面白くないです。年内最後の放送がこれでがっかりしました。
前回は、遊園地のガリ勉企画が不評だったのにも関わらず、ガリ勉3本勝負を開催し、ジャンルは「鉄道、恐竜、動物園」でした。
これらのジャンルを東大生が「時間かけて対策しましたー!」って解いてる姿を観て、正直言って、面白いですかね?
ジャンルも悪いんですよ。難読漢字だったり、祭りだったり、世界遺産だったり、普段扱っているものに特化したガリ勉ならわかるのですよ。
遊園地もそうですが、単なる99人の壁のパクリにしか見えないのですよ。
その99人の壁もああなってしまったではないですか。悪い例を真似してどうするのと。
以上、こんな内容がデイリー新潮には書かれていました。
〇東大王の視聴者は3パターン
①東大生の推しがいて、その人が超難問を解く姿がみたい。自分が解ける解けないはどうでもいい。
②とにかくガチの問題で、それを自分が解きたい。そしてバチバチに戦っている姿もみたい。
③私みたいな、演者、問題、両方とも愛しているガチ勢
この3パターンだと思います。共通していることは「お遊び問題はみたくない」ということです。
最後に、これからどうすればいいのかというお話。
2軍制度、問題の傾向が東大王らしさがなくなった、これらのことから、番組から離れていった視聴者は多くなりました。
前々回のSPは、芸能人の人選もガチ、問題もガチと、かつての東大王が戻って来た感がありましたが、一回離れた視聴者を取り戻すことは、はっきりいってかなり難しいです。
なので、こういう放送内容を継続するしかないのです。
そして、2軍制度、これはもう廃止するしかないです。
(無事廃止されましたね)
東大生が多すぎます。厳しいですが、一旦人数を整理しないと、番組は本当に終了に向かってしまいます。
これ以上、番組の心臓である鶴ちゃんに迷惑かけちゃダメですよ。
(これも対策しましたね。人数を切ったことに批判の声も多かったですが、番組が続くためにはこうするしかなかった・・・)
いずれにせよ「来年番組が終わるか、長寿番組化するか」だと思っています。今回の大改変ははっきり言って大失敗でした。
ですが、番組も失敗を認め、ファンの意見も聞いてくれているようで、少しずつ、かつての東大王を取り戻しつつあります。
ファンが何を求めているか、東大生が一番輝くにはどういうスタイルがいいのか、番組側にはもう一度しっかり考えてもらって、最悪の事態(番組終了)とならないように、どうか、頑張ってください。
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コメント
東大王が大好きです。難し過ぎて訳が分からないより、自分も参加して東大生が回答すると、なるほどねーと嬉しくなります。Disney等は私のような地方の者はツマラナイです、タレントは喜び東大王は苦戦する。うんざりします。オセロウタさんや冨永さんの努力と東大生の努力がぶつかりあうのが面白いです。ただ、MCのヒロミさんがあからさまに女子を贔屓し、ジャスコさんを貶める様子は見たくなかったです.東大王は唯一見る番組です。無くさないでください。
鶴ちゃんの卒業により、いろいろと試している途中の東大王ですが、それでもこうして未だにずっと番組を応援し続けている声を聞くと嬉しいです。
また富永さんと一朗太さんの共闘がみたいですよね!