渋谷ABEMAS。それは、他チームが優勝するためには、絶対に超えなければならない壁。
Mリーグが創設されてから5シーズン目。全チームで唯一全てのシーズンでファイナルに残っている。
限られた試合数、運に左右されることも多い麻雀という競技でも、常に安定した成績を残している。
5年目にして、ついに優勝することができた。まさに絶対王者。
各ステージを突破するためのターゲットをABEMASにすると、大体返り討ちにあうのは目に見えている。
このチームだけは、できるだけ争いたくないのが本音。
今回は、他サポーターからみたABEMASの強さを書いてみた。
チーム概要
多井隆晴:最速最強(左下)
白鳥翔:麻雀ハイブリッド(左上)
松本吉弘:卓上のヒットマン(右上)
日向藍子:ラブフェニックス・小さなビッグマム(右下)
最速最強、多井プロが中心です。2018-19シーズンのMVP。
31歳と、麻雀界ではまだまだ若手に入る有望株、松本プロ
「この人をたくさん出しておけばまず沈まない」と思えるくらい安定感のある、白鳥プロ
チームのムードメーカーでもある守備型、日向プロ
で構成されています。
渋谷ABEMASの強さ(所属選手について)
多井隆晴プロ
異名の通り、最強の1人だと思っています。
というのも、最強の定義って世界ランクもない麻雀では曖昧で。
守備の多井プロ、鳴きの小林プロ、攻撃の寿人プロ、構想力の堀プロ、頭脳の勝又プロ。
では麻雀最強戦で連覇した瀬戸熊プロは?
みんな最強でいいと思います。
そこって拘る必要はないと思ってて。
海外の選手もよく言いますよね。
「○○はベストプレイヤーの一人だ」と。
その中でも、他サポーターとしても、あえて一番嫌な人を1人挙げるとするならば、多井プロですね。
先行したら逃がしてくれない
ハコ下まで落ちても這い上がってくる
デス席でも、しれっと3着で終わってる。
弱点は、裏ドラがあまり乗らないくらいくらいでしょうか。
スポーツ選手に例えるなら、分かりやすい例で行くと、テニスのノバク・ジョコビッチ選手ですね。
共通点多いなあと思ってて。
①守備型の選手で、守備をやらせたら右に出る者はいないと言ってもいいくらいの鉄壁力
②守りながらでも、いつ攻撃をするかを虎視眈々と狙える、ゲームプラン能力
③対戦相手の研究を物凄くしていて、相手に応じた戦い方をするのも得意
④そして、ここぞの1点(1局)で確実に決めてくる決定力
主に4つだと思っています。
隙がない、つまり、これと言った弱点がない。
こんな選手がエースでいたら、他サポからしたら、本当嫌ですよね。
松本吉弘プロ
もちろん麻雀も強いです。
レギュラーシーズンにおいて現在、3シーズン連続で+3桁を記録しています。
これは凄いことであり、えぐいです。
セミファイナルでは、優勝を一気に決定づけると言ってもいいような8万点超え。ここでこれをやるんですからね。
それに好青年ですし、彼をみてて、なんか嫌だな。と思う人、あまりいないのではないでしょうか。
白鳥翔プロ
とにかく安定感が凄い。
ラスを引きそうな展開では3着で粘る
トップ争いでは、ギリギリ逃げ切ったり差し切る僅差の展開であればあるほど、底力を発揮。
麻雀を本格的に強くなりたいと思うとしたら、まずは白鳥プロの牌譜検討配信みまくると思います。
個人的にすごく好きなスタイル。
そして、松本プロと白鳥プロに共通しているのが、他人の麻雀に対するリスペクト精神。
解説や牌譜検討配信などでも、若手プロだったり、女流さんや、そしてタレントさんでも、いいと思ったところは素直に褒めたりよくしています。
媚を売るとかではなく、本当にそう思って話していると思っていて。
聞いてて凄く気持ちがいいです。
相手に対してリスペクトをもって競技ができるって、当たり前のようで当たり前ではなかったりします。
そして、いいところを見つけて、それを上手に伝えるのも才能。
それを違和感なくできるのだもの、そりゃ強いよと。
日向藍子プロ
実は、渋谷ABEMASで一番必要な人って日向プロだと思っていて。
抜けたらABEMASを沈めるチャンスだなと思えるのは日向プロだと思っているんです。
麻雀面でいえば、レギュラーシーズンでマイナスしたのは1シーズンのみ。
今年のポストシーズンこそ振るわなかったものの、昨年までは全てプラスしていました。
ラス回避がとてもうまく、後は勝てる試合で確実にトップを決めてプラスに持って行きます。
そして何と言ってもキャラクターですよね。
MCをやらせれば麻雀界NO1、ムードメーカーとしてもベスト。
正直、日向プロ以外で、あのABEMASでうまく立ち回れる女流さんって、思い浮かびません。
代えがきかないと思っています、正直なところ。
団体戦って、ただ単に強い人を集めれば勝てるものでもないので。
そんな4人が揃っているチームです。簡単に勝つことは難しい。
以上になります。ありがとうございました。

コメント