点数計算。
リアルで麻雀をやる上で一番の懸念になるものだと思います。
麻雀は娯楽の一種であり
「娯楽のためになぜ勉強をしなければならないのか」
と思って、結局そこで辞めてしまう。
そんな人、多いと思います。
私もそうでした。
「点数計算は算数で、何度もやれば覚える」
みんな声を揃えて言いますし、結局結論はこれ。
算数って言われても、足し算ずっとしてると訳わかんなくなるんだよなー。となるのがオチ。
私は、点数計算から避けないようにするポイントとして「勉強する」というイメージをなくすことだと思っています。
これからご紹介する方法を実践すれば、ストレスなく点数計算の勉強をすることができ、やり方をほぼマスターすることができます。
完璧ではないです。ほぼで充分です。
私の場合は1ヶ月程でしたが、期間についてはあくまでも目安程度で思ってください。
Mリーグをみても、プロでも時々点数計算ミスはしています。
完璧に点数計算ができなければいけないという考えをなくして、気楽に知識を植え付けようという気持ちが大切です。
また、点数計算ができるようになると、みる雀専門の方でも一層楽しめるようになります。
応援している人が、何翻の何点を和了れば順位が上がるのか、何を引いてほしいのかなど、自分で分かるようになるからです。
一緒に役も覚えることができるようになるので
一見凄くいい配牌にみえても、実はピンフのみだったりで「打点がなあ」と一歩踏み込んだ楽しみ方もできます。
さて、勉強するイメージをなくすのが大事とはいいましたが、練習なしで点数計算をできるようにはなりません。
そこで、おすすめの本を2冊ご紹介します。
勉強ではなく、脳トレ感覚で解いてみましょう。
おすすめの点数計算本
私は、Mリーグ U-NEXT Pirates所属の小林剛プロの
「コバゴー式 麻雀早覚え点数計算マスタードリル」
を使用しています。
また、KONAMI麻雀格闘倶楽部所属の伊達朱里紗プロの
「伊達ちゃん式 麻雀点数計算 魔法のドリル」
も発売されました。
どちらか1冊だけでも、充分点数計算は充分マスター可能だとは思いますが、おすすめは
「伊達ちゃん式で勉強して、コバゴー式で知識を強固にする」
感じが一番いいかと思います。
以下が、おおまかな比較表です。
※問題数の数え間違えがあったらご容赦願います。
点数計算に対する向き合い方も人それぞれなので、小林プロ、伊達プロのそれぞれの目線で書かれています。
どちらもとても分かりやすかったです。
(本の概要については下記リンクから)
まずはこの本を読んで、点数計算とは何なのか、覚えてみましょう。
何となくわかってきたら次は実践。
とは言っても、中々練習の場はないです。
ネット麻雀だと、細かい点数が違かったりするので、あまりオススメはできません。
そこでMリーグを活用します。
Mリーグを観戦しながら点数計算練習
楽しみながら点数計算ができてしまう方法。
それが
「Mリーグを観戦しながら点数計算練習をする」
これです。
応援と勉強を同時にしてしまおう作戦。
やり方
この動画を例にしてみます。
(4:07~)
この瞬間、東城プロはテンパイしました。
状況を整理します。
①東3局なので、子である。
②1索頭確定で暗刻なし、1,4筒待ち→ピンフがある
③ドラ1枚、赤1枚
④リーチ→役は「リーチ、ピンフ、赤1、ドラ1」の4翻
ちなみにダマでツモると「ツモ、ピンフ、赤1、ドラ1」
の4翻ですが、ピンフなので、ツモっても1300-2600止まりです。(リーチなしだと裏をみれない)
リーチをすることで1翻増え、2000-4000以上が確定になりました。
◎上記のようなことを(ツモ、ロンならそれぞれ何符・何翻の何点か、裏が何枚欲しいのかなど)
「コバゴー式点数計算マスタードリルの点数早見表」
または
「伊達ちゃん式 麻雀点数計算 点数早見表」
を片手に考えます。
これなら、選手を応援しながら、点数計算の勉強もできてしまいますね。
今回の場合
ツモって5翻(2000-4000)、裏が1枚乗れば6翻となり
(3000-6000)、跳満昇格です。
なので、ツモって裏乗れー!とフェニックスファンは応援しながら観戦ですね。(他チームのファンは真逆)
(6:15~)
裏が1枚乗りました。
ここからがポイント。
2022-23シーズンから、何で和了ったのか、全て役を表示してくれるようになりました。
これを利用します。
「リーチ ツモ ピンフ 赤1 ドラ1 裏1 合計6翻」
と表示されました。合ってましたね。
和了れなかったら答えがでないのがデメリットですが、気楽に何問も解いていくことが大事。
相手選手についても同様に活用できます。
「裏1乗ったらやばい・・・」
「ツモッたら跳満スタートだ・・・」
など点数を意識してMリーグを観ることで
勉強もでき、状況も楽しめるというまさに一石二鳥。
※ABEMAプレミアムの会員になると、追っかけ再生や見直しもできるので、気になった局を見返すことで点数計算の確認もできます。
Mリーグは、点数計算の問題の宝庫なんです。
また、テンパると、基本的に実況の方が確定している役を教えてくれるので、役については、答えをすぐ確認できます。
こちらも毎回丁寧にされているのでありがたいです。
まとめ
点数計算と向き合うためのポイント
①期間は1ヶ月ぐらいかけて「ゆっくりと」やる
②完璧に覚えなければならないという考えはダメ
③点数計算表付きの本は必ず持っておく
(おすすめは小林剛プロと伊達朱里紗プロの本)
④本の内容をある程度理解したら、Mリーグをみながら点数計算の練習をしてみる
この4つのポイントを抑えて、苦手な点数計算が少しでもマスターできるように、やってみてください。
麻雀はゲームです。
好きなゲームをやりはじめると、上達したいという気持ちから、何かしら練習はすると思います。その感覚でやってみてくださいね。


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