勉強をするには「暗記」というのは避けられないもの。
学生時代では、漢字だったり、英単語など。
私が大好きなクイズでも、本当にたくさんの知識を身に着ければなりません。
頑張って覚えたのに、すぐ忘れる。
少しでも暗記が効率的にできるように、私が実際に行っている方法を書きました。
難読漢字を得意にしていますが、これをやるのとやらないのでは時間も労力も全然違います。
これからご紹介するやり方は
●英単語
●答えが短い一問一答形式
(初代内閣総理大臣は誰→伊藤博文みたいな感じです)
の問題など、さまざまな勉強に応用が可能です。
大事なことは
①暗記は一夜漬け~数日では無理と割り切る
②何を覚えていて何を覚えていないのかを把握する
③覚えていないものを徹底的につぶす
この3点だけです。
今回は、実際に3つのおすすめの暗記法をご紹介します。
私はクイズのためにたくさんの難読漢字を覚えてきましたが、この3つの方法は実際に行いました。
(前提)一夜漬けは諦める
暗記するものを定着させるは、最低でも2週間以上はかかるという認識を持った方がいいです。
暗記は、如何に長期記憶化(ある程度時間をおいても、すぐ思い出せるようにできる状態)を効率よくできるかが勝負です。
一夜漬けで覚えられたり、1回勉強したら大体頭入るよーというタイプも稀にいますが、そういう人と勝負するには、同じことをしていては勝てません。
1週間・2週間と、覚える事柄を何度も頭に入れ続けることで、確実に長期記憶化をさせていくことが大事。
ちなみに私は、学生の頃から記憶力に乏しく、頭脳レベルでは平均以下だと思っています。
漢字・単語の暗記法のコツ(その1)
エクセルや単語帳に覚えたい事柄を書き出す
私は覚えたいものをエクセルに書きだしています。
単語帳でもいいですし、後で覚えたい事柄の仕分けができるならOK。
覚えたい難読漢字を50個書き出したとします。
表1をご覧下さい。
表1
1日目は、何でもいいので頭に入れる作業
最初は
○声に出して覚える
○答えを隠して覚える
○読むだけ
何でもいいです。
どうせいくら頑張っても翌日には結構忘れます。
翌日、どれだけ覚えているかテストを行う
1日以上空けずに、翌日に理解度の把握をします。
答えを隠して、どれだけ覚えているかテストをしていきます。
ここで、9割近く忘れてようが、別にがっかりする必要はありません。
必要なことは、AからCの3つのグループに分けることです。
覚える事柄を3つのグループに分ける
A:すぐに解答を導き出せたもの
B:なんとか解答を導き出せたもの、思い出せそうだったもの
C:全く無理なもの
表2をご覧ください。
表2
Aランク:5個
Bランク:15個
Cランク:35個
という結果になったとします。
何をしたかというと、自分には、何が分かっていて、何が分かっていないのかを振り分ける作業です。
これが全体把握。自分の現状を知ること。
分かってるものを何回も復習してもあまり意味がありません。時間の無駄。
人間の性質的に、分かるものを復習したがる性質があります。
なぜなら、正解して、着実に覚えていると思いたいですから。
AからCに分けたものを労力配分する
自分が持っている100%の労力を3つに配分します。
A:10%:ほとんど暗記をする必要がない漢字
B:30%:何回か復習すればいけそうな漢字
C:60%:要対策が必要なもの(何回か復習したところで絶対すぐ忘れそうな漢字)
このように振り分けます。
目標は
①Cに分類されている漢字をできるだけ0にすること
②できるだけAを多く、Bを少なくすること。
※全てAにすることではありません。
これが達成できれば、一気に暗記が定着していきます。
Cをどうすれば、Bに昇格できるかを考える
経験上Cは、何度暗記の反復を繰り返しても、忘れる確率が非常に高いです。
どうにか問題と答えを関連づけるか、かなりの労力をかけて反復の連打で無理矢理記憶するの2択しかないです。
なので、どうすれば覚えられるか、考えていきます。
語呂合わせ、漢字の一部から想像するなど、いろいろ考えます。
実はここもポイントです。
「どうすればこの漢字の読み方を覚えることができるだろう」と考えてる時間も、記憶の定着化につながります。
「この問題はこうやって覚えよう」と自分の中で解法が決まった瞬間、もう勝ちです。
小テスト→復習、対策をするの繰り返し
後は、BとCを中心に、答えを隠しながらテストをして反復を何回もします。
Aは1日1回くらいの復習で構いません。
きちんと覚えてるなぐらいで構いません。例え忘れていても気にしないでください。
※「最初は読めてAランクに振り分けたけど、Bに落としたいな・・・。」と思ったら、Bランクに下げて構いません。
またAに戻せばいいだけなので。
後はこれを繰り返すだけになります。
漢字・単語の暗記法のコツ(その2)
「両側から覚える」
こちらも結構有効な方法です。
漢字→読みがなだけではなく、この読みってどう書くんだっけな・・・と頭の中だけでいいので考えます。
「玉筋魚」という漢字を例にします。
この漢字は「いかなご」と読むのですが、いかなごというひらがなを見て、玉筋魚という漢字を頭の中で思い出すような感じです。
そうすると、この漢字について、2倍の知識を得ることができるようになります。
玉筋魚→いかなご いかなご→玉筋魚 という感じですね。
わざわざペンを使って書き取りはしなくていいです。
英単語なら
りんご→Apple
Apple→りんご
一問一答形式なら
初代内閣総理大臣→伊藤博文
伊藤博文は何代の内閣総理大臣→初代
という感じです。
漢字・単語の暗記法のコツ(その3)
「答えの頭文字だけ隠す」
こちらも是非やってみてください。
何をしているのかというと
頭文字が出ればわかるのか、それでもだめなのかの理解度チェックをしています。
頭文字さえ分かれば答えられるということは、記憶定着まで後一歩だということ。
あー、なんだっけ、もう少しで・・・、わかった!ってなったとき、一気に記憶の定着が固まります。
テストで間違えた問題で、悔しければ悔しいほど、その問題の答えってもう忘れないですよね。それを利用します。
同じく「玉筋魚」を例にします。
玉筋魚(い)→→→わからない
玉筋魚(いか)→→わからない
玉筋魚(いかな)→わかった!
という感じです。
第1段階の頭文字で分かればなんとかなるという場合、記憶定着までもう1段階です。
「○○すればなんとか読めるようになる!」という状態を自分の中で作っていって下さい。
英単語でも一緒。
りんご(A)→わからない
りんご(Ap)→Appleと書ける
このような状況で、次はAのみでAppleと分かった場合、記憶が定着してきたということです。
こうして理解度を確認していきます。
まとめ
ご紹介した3つの暗記法をうまく組み合わせていきます。
暗記は計算と違って、頑張れば頑張っただけ、必ず結果が出ます。
書いたり、答えを見ながら覚えるインプット時間を増やすのではなく、答えを隠しながら、頭の中で答えていくアウトプット練習を何度も行いましょう。
また、暗記法の1つ、エビングハウス忘却曲線に基づく実験も行いましたので合わせてご覧ください。
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