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(過去記事)Mリーグの選手入れ替え制度)に物申す

Mリーグの入れ替え制度について Mリーグ

※この記事は入れ替えルールが改訂される前に書いたものです。

それにより、非公開にしようかとも思いましたが、こういう厳しい時期もあったということを残しておくためにも、公開したままにしておきます。

新しい入れ替え制度について思うことはこちらに書いています。

(Mリーグ)新入れ替えルールと将来的な5人構成について
新入れ替えルールと将来的な5人構成について思うこと。
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はじめに

最後の最後まで優勝が分からなかったMリーグ2021-2022シーズン。激熱な展開の中、残念な出来事がありました。

それが、首位でレギュラーシーズンを通過しながら、セミファイナルで敗退してしまい、U-NEXT Piratesの最低1名の自由契約が決定してしまったことです。

私はセガサミーフェニックスのファンですが、あの最終戦は本当に不思議な気持ちでした。とにかく気持ちが悪かった。

フェニックスは、パイレーツと最後までファイナル争いをしており、パイレーツの試合結果次第で、フェニックスの運命が決まる最終日でした。

当然、フェニックスファンとしては、パイレーツの敗北を願う。これは当たり前のこと。

ただ、心のどこかで、Mリーグファンとしては、なんとも言えない複雑な気持ちがありました。

そして石橋さんのあのインタビュー。入れ替えがかかっていなければ、インタビューであんなことにはなっていなかっただろう。

最後の、あのどんなときも冷静な小林剛さんの、来年もこのチームでやりたかった・・・。という悔しさと悲しさでいっぱいだったあのインタビュー。

2019の優勝チームですよ?レギュラー1位のチームですよ?これはきつい。

前々から思っているのが、ルールを改正すべきではないか?ということです。

今季首位のパイレーツを例に

U-NEXT Piratesは、レギュラーシーズンを100試合近く戦い、首位で通過しました。

しかし、セミファイナルでは6位となり敗退。

私としては、このルールは、厳しくないか?と思っています。

麻雀という競技は、運という要素が必ず関わってきます。

それは、試合数が少なくなればなるほど影響してくるもの。

数ヶ月間に渡るレギュラーシーズンで結果を出しても、ポイントが半分になってスタートするポストシーズンの16試合で、こういう扱いになるのはちょっと違うんじゃないか?って。

結論を言ってしまうと、

強制入れ替えルールを作ること自体は賛成。現行のルールを緩和すべき。

と考えています。これはあくまで4人制で今後もMリーグを開催していくというのが前提の話です。

今の段階で5人制にすることは、試合数的にも、お金的にも、あまり現実的ではないと考えられるからです。

以下の4つの視点で、1つずつ考えていきます。

1.現行ルールのメリットを考える

2.契約更新の決定権はどこにあるべきなのか

3.ファンにとって、チームが勝つことが全てなのか

4.代替案はどうするのか

4つの視点

現行ルールのメリットを考える

このルールのメリットとしては、

①選手を入れ替えることでどんどん活性化していく。

②結果を出せなかった選手を切ることにより、Mリーグのレベルの高さを維持する。

これが主なメリットだと思っています。

Mリーガーになりたいプロもたくさんいると思いますし

どのチームも4枠を使いきっている今、5人制にしない限り、今から新加入することはかなり厳しいですからね。

では、これを企業(チーム)側、ファン側からすれば、実際どうなのか?ということを考えていきます。

契約更新の決定権はどこにあるべきなのか

まずは企業側です。あくまで契約更新の決定権は、選手を雇う企業側にあるべきだと思っていて。

企業側が契約したい!と思っているのに、それをMリーグのルールで縛らせてしまうのは、ちょっと違うのではないかなと思います。

Mリーグは、他のスポーツリーグとは違って、勝つことだけが全てではないと思ってます。

成績はもちろんですが、 ファン獲得や企業の利益に貢献したりすることも、企業側からすればそれも重要な要素だと思っていて。

そこのバランスですよね。

麻雀そのもので結果を出すことと、ファンからの支持の両立。

どちらかに偏りすぎるのはいけない。

それが、Mリーグの特徴であり、そのバランスをとり続けることが、発展にも繋がると思っています。

言ってしまえば、そのバランスを考えた結果、企業側が契約したい!って思うなら、それでよくね?という話です。

ファンにとってチームが勝つことが全てなのか

私はプロ野球が好きで、千葉ロッテマリーンズのファンでもあります。

私はマリーンズの優勝のために選手たちを応援しています。

マリーンズの優勝が第一です。強いチームがみたい。それだけです。勝つことが最大のファンサービス。

ですが、Mリーグの場合

この4人が一緒にいるのが好きだから、フェニックスを応援しているんです。

この4人に優勝してもらって、シャーレを掲げてほしいから応援している。

同じような人、多いのではないのでしょうか。特に、チームにお金を払ってサポーターになっている人たち。

(これが、毎年大負けとかしていれば、さすがに・・・。とはなりますが・・・)

この違いは大きいと思っていて。

結果が数年に渡って伴わず、企業側が契約更新しません。と言われれば仕方ないね。結果残せなかったもんね。と納得するしかないんですけど。

(昨年の風林火山が掲げた極端な話は、また別の話になってくるというか、それはチーム毎の方針なので、おいておきます)

パイレーツの敗退が決まった際も、多くのパイレーツファンは入れ替え確定を悲しんでいました。

他チームのサポーターも同じです。これでは、本末転倒ではないですか。

来年に関しても、どのチームもレギュラーシーズン敗退の可能性もあります。

そして、首位通過からの急失速で、セミファイナルでの敗退の可能性も。それが麻雀。

優勝したサクラナイツだって、もちろんフェニックスも。安定感抜群のABEMASだってそうです。

ただ、勝てないシーズンが続いても、ファンと企業が納得すればいいのか?と言われれば、そうではないと思っています。

1試合1試合が重く、限られた試合数で結果を出し続けなければならないのがMリーグであり、プロの世界。

「ファンをたくさん獲得して、Mリーグの発展に貢献さえしてくれればいい」

というものではないのは当たり前のこと。

レベルの高いリーグを維持するためにも、何かしらの規定はないといけないと思います。

そこで、代替案です。

代替案はどうするのか

今のルールは、同じメンバーで、2年連続でファイナルに進出できなかったチームは選手の入れ替えまたは選手の追加をしなければならないというものです。

※2022-2023シーズンからは、4人制が義務づけられましたので、沢崎さんや滝沢さんのようなことがない限り、追加はなくなりました。

これの代替案として

同じメンバーで、レギュラーシーズンで5位以下(1位~4位で通過した場合はOK)「かつ」ファイナルに進めない(最終順位が5位以下)シーズンが2年連続で続いたチームは、選手の入れ替えをしなければならない

というものです。

言い換えれば、レギュラーかセミのどちらかで4位までに入ればよい。ということです。

これならファンも納得ではないでしようか。

このようなルールを提案した理由としては、ポストシーズンよりも試合数が圧倒的に多いレギュラーシーズンの価値を高めるためです。

このルールならば

レギュラーシーズンを4位まで通過するということが、セミファイナルの最終日を打てるということ以外にもメリットとなり、4位争いというのも面白くなってくる

と思います。

4位までに入れば、入れ替えがかかっているシーズンの場合(今シーズンで言えば、風林火山、ドリブンズ、雷電ですね)プレッシャーも少なくなります。

なので、6位以内ではなく、4位以内を狙う麻雀をする作戦も出てきて、チーム毎の戦略も面白くなります。

実際、レギュラーシーズンのポイントは半分になってしまい、その中で20試合という短い試合でセミファイナルの順位は決まります。

今シーズンのような展開がまた起きてしまうと、1位と6位の差がほとんど変わらず、また同じことが起きてしまう可能性も充分あります。

今シーズンから試合数が増えましたが、それでもポイントが半分になるというのは大きいと思っています。

配牌、ツモが悪く、運悪い放銃も続けば、どんなに強い人が集まっても負けてしまうことがあるのが麻雀です。

今シーズンから、4試合増えはしましたが、それでも運要素の比重も大きく、それで選手の進退がかかってしまうのは厳しいと思うのです。

個人戦ではなく、団体戦なのでね。

単に強い人を4人集めて優勝すればファンが増えるのか?といえば、そうではないというのがMリーグだと思っています。その逆もそうです。

実績も残しておらず、ある程度知名度がある人を集めれば、そのチームが人気がでるということでもありません。

そこら辺はMリーグファンも厳しめにみてると思いますからね。

「個人成績で2年連続下位○位以下なら、入れ替えの対象はどうか?」

みたいな声も耳にしましたが、個人戦なら全然いいと思います。

しかし、団体戦となると厳しいです。

例えば、入れ替えラインに入ってしまっている人が2人いるとして、チーム戦なのに、そのルールのせいで個人間で変な争いが起こってしまうのは避けられない。

個人成績で2年連続3桁マイナスなら入れ替えというルールにしたとしても、極端な話、-99Pにする麻雀を打つ選択も、もちろん出てくるはずです。これも却下。

最後に

私はセガサミーフェニックスのファンであり、Mリーグに所属している選手たちのファンでもあります。

これがMリーグ独特のファン心理ではないでしょうか。

推しのチームはあるけど、他のチームも好き!というファンがたくさんいると思っています。

ファンと企業、そしてスポンサーがあってのMリーグです。

純粋に、自分の応援するチームを応援できる環境を作って行ってほしいと思います。 

Mリーグについてのまとめはこちら

https://subculture-fighting.com/4138/

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